つみたてNISAとは?押さえておきたいポイントとメリットをわかりやすく解説

  • つみたてNISAってなに?
  • 本当にお得なの?
  • 通常の投資との違いは?
  • どんな人に向いているの?

と疑問をお持ちの方に向けて、わかりやすく解説していきます!

つみたてNISAの制度全てを理解するのは、とても大変だと思います。

なので、理解した方が良い点と知っていればOKな点と分けてお話ししていきます。

つみたてNISAとは?

つみたてNISAとは、2018年1月よりスタートした、投資経験の少ない人でも資産運用を始めやすくするための非課税制度です。つみたてNISAは、少額から積立投資を始めることができ、長期・積立・分散投資によってリスクを抑えた運用ができます。

一昔前までは、銀行にお金を預けておく「預金」をするだけである程度お金が増えていくような世の中でしたが、今では預金だけでお金を増やすのは難しい状況です。

投資である程度リスクを背負い、自分の資産を増やすことが必要になっているのですが、投資と聞くとなかなか手を出しづらいですよね。

そこで、政府が投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みを考えた、というのが「NISA(つみたてNISA)」というわけです!

  • 老後資金を準備したい
  • 子供の教育資金を準備したい
  • 資産形成をしたい

こういった人にとっては、ものすごく魅力のある投資制度といえると思います。

つみたてNISAの押さえておきたいポイント4つ

積立NISAを行うにあたり、ポイントは以下の4つです。

金融庁が定める金融商品

積立NISAで投資できるのは、金融庁が定める長期・積立・分散投資に適した投資信託です。

「金融庁が定めている」という点は日本が認めている金融商品を売っているということになりますから、安心しますよね。

金融商品の中には、悪徳な商品も一部存在したりしますので、この点は安心材料として挙げられる点になります。

年間で投資できる金額と非課税保有限度額

積立NISAで投資できる金額は、下記の通りです。

楽天証券より引用

簡単にいうと、年間で使える投資枠は360万円でトータル1800万円まではつみたてNISAの制度を利用できます。

なお、途中で運用していた商品を売却するとその投資枠は翌年以降に復活して利用可能となります。基本的につみたてNISAは長期で運用することが大前提のため、投資枠の再利用は「そういう制度があるんだ〜」程度に覚えておいていただければと思います。

非課税の対象となる利益

積立NISAでは上記で挙げた非課税保有限度額(トータル1800万円以内での運用)で得た利益は非課税となります。

例えば、年間120万円を利回り4%で15年つみたてNISAで運用すると、だいたい2460万円ほどになります。

つみたてNISAを利用しなかった場合、約20%の税金がかかります。

そのため、2460万円-1800万円=660万円(利益)は課税対象なので、660万円×20%=132万円は税金で持って行かれてしまうということになります。

もちろん、運用収益が大きいほどこの税金で持って行かれる金額も増えます。

積み立てした金額、年数は変わらないのに、つみたてNISAを利用していたか否かで132万円が自分のお金になるのか、国のお金になるのかが決まるということです。

この非課税の制度、使わない手はないですよね!

投資枠が2つ存在

2024年から運用がスタートした新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能となります。

それぞれで運用できる限度額が異なるのですが、正直この辺はスルーで問題ないです。

良い金融商品はどちらの枠でも買うことができるので、「そういう制度があるんだ〜」程度に覚えておいていただければOKです。

積立NISAのメリット

個人的に思う、つみたてNISAの最大のメリットは、投資枠内で得た利益が『非課税』になる点だと思っています。

上記のポイントで挙げた通り、つみたてNISAを利用しない投資信託の運用で得られる利益には、20.315%の税金がかかります。

ですが、積立NISAを利用すると、投資枠内で得られた利益が非課税になります。

本来差し引かれるべき税金分も運用にあてることが可能ですので、得しかないですね!

もう一点挙げるとしたら、手数料が安くなる点です。

投資信託の購入時や保有時は手数料がかかりますが、つみたてNISAでは、通常よりも安くなる場合が多くあります。

そのため、投資コストを抑えて資産形成を進めることができます。

まとめ

つみたてNISAの押さえておきたいポイントとメリットをお話ししてきました。

  1. つみたてNISAとは?
  2. つみたてNISAの押さえておきたいポイント4つ
    1. 金融庁が定める金融商品
    2. 年間で投資できる金額と非課税保有限度額
    3. 非課税の対象となる利益
    4. 投資枠が2つ存在
  3. 積立NISAのメリット
  4. まとめ

正直、投資をしたいと思っている人は全員つみたてNISAをやるべきだと思っています。

上記の点を押さえつつ、投資のリスクを理解したうえで、長期的な視点で資産形成に取り組んでいきましょう!

この記事を書いた人

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